ノーマルフェンダーの幅でワイドなタイヤ・ホイールを履くカスタムにおいて
フェンダーのツメ加工はマスト作業になります。
作業方法はおおまかに分けて「ツメ折り」と「ツメカット」の2通りの加工になりますがツメ折りは折り曲げ加工、ツメカットは切り取りの加工になります。
リアフェンダーのツメは車体構造部位となり内面パネルと溶接されており基本的にカット加工すると溶接部分が切り落とされてボディの強度が低下してカット部位のパネルに隙間が空いたり、リアフェンダーアーチ表面に歪みなどが発生する場合があるので「カットして終わり」だけの作業は車体構造的にお奨めできません。
弊社では板金塗装修理技術から考案した「アーチボンディング工法」にて
フェンダーの強度・耐久性を有した方法でツメカットを施工致しております。
施工後も安心してお車を走らせる事ができるツメカットをお奨めしております。
マセラティ・グラントゥリズモ リアフェンダーのツメカット作業にて入庫です。 |
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まずはリフトに乗せて作業の準備。 「ツメカット」と言ってもその作業にあたりいくつかの作業が付帯します。 リフトアップ作業も適した作業方法でないとジャッキアップポイントをつぶしたり、エアロを破損したりする可能性があるので注意が必要です。 |
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タイヤ/ホイールの脱着の際はキャリパーを傷つけないようにウエスをかぶせてホイールとの干渉を防ぎます。 キャリパーにガチンとホイールをぶつけるとキャリパーの塗装が剥がれたり欠けたりします。高額なブレーキシステムを組む車両も細心の注意を払っています。 |
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ホイールのナットホールのキズなども脱着の際によく見られるトラブル。 弊社のお客様にはホイールを大切にされている方が多いのでインパクトレンチは使わず手回しにて脱着しています。使うソケットには保護のテープを常に巻いています。 |
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取外したホイールはマットの上に置き、通りがかりの人間が物を落としたりキズを付けないようにシートをかぶせています。 100万円を超えるタイヤホイールの車でもご安心頂けるような作業で進めます。 |
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最近の車にはリアタイヤハウス内にもカバーが装着されており、ツメと共に加工が必要になります。 これでツメ加工の準備完了 |
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ツメの幅のなかにスポット溶接があります。(丸印部分) これを切り取るとタイヤハウス内側と切り離されフェンダーの強度が落ちます。 |
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タイヤハウス内からの眺め 内側パネルがツメの部分でフェンダー表面と溶接でつながっています。 |
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リアバンパーの端部もタイヤが干渉して削れています。 ツメの加工と併せてこの部分も薄く加工します。 |
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カット作業はサンダーなどで切り取るため大量の鉄粉が出ます。 鉄粉がボディ各部の隙間に入ると後にサビ発生の要因になるので車体を養生します。 車種問わずお客様の大切な車の事を考えて作業を進めます。 |
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ノーマルはかなりの幅があります。 約22mm |
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ツメカット完了。約6mm 一般的に言われるツメカット、ツメ切り作業はここまで。 溶接落としてそのまま。 |
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ツメは薄くなりましたがカット面は鉄むき出しなので錆びが出ます、またよく見ると2枚のパネルの隙間が見えます。このままでは雨が入ってきます。 けっこうこのままで完了となっている車も見ますね。 |
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弊社ではカットしたツメの部分にオリジナルの加工方法にて特殊ボンドを充填してアーチ全体をガッチリ接着します。(アーチボンディング工法) | |
また干渉するインナーカバーも切りっぱなしなどせず延長加工等をして綺麗に仕上げます。 最終仕上げとして防水処理、アンダーコート塗装をして完了です。 ここまでやって安心できるツメカット作業だと弊社では考えています。 |
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グラントゥリズモ 極薄リアフェンダー完成! 白く光っている部分がツメの幅ね。 |
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かなりタイヤショルダーとフェンダーの余裕が出来ました。 これであと3cm車高落としても余裕。15mm外に出しても余裕。 タイヤ/ホイールセッティングに自由度が出ました。 |
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手で触ってその薄さと仕上がり綺麗さを体感できます。 | |
フェンダーは安心・安全・綺麗な加工でカスタムして下さい。 何度もやる作業でないので 1回で綺麗に決めたいです。 |
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高級車のカスタムは安心作業の弊社まで。 お待ちしております。 |
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伊東自動車では、お客様のお車を自分の車のつもりで丁寧に扱い、仕上げにもこだわっております。
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