人の記憶を呼び戻す物のひとつに「匂い・香り」がある。 匂いは瞬時に、直感的に記憶を甦らせる。
昨晩、用事があっていつもと違うルートを通って帰宅。 車のルーフを開けてまだ昼の暑さが残る空気の中を走った。 その時感じた匂い。毎年「あぁ、またこの季節が来たな」と感じると同時に思い出すのが「夏の深夜徘徊」
ハタチぐらいの時は夜な夜なイロイロなところに行ったよ。 幕張ゼロヨンはすごかった。 (メッセができる前の一本内側の通りのほうね) バシ港クランクは熱かったな。 (その後の中央埠頭も毎週通ったね) どちらも1000人規模の若者達が溢れるパワーを撒き散らしていたなぁ。 その時一緒にハイカイしていた友人に久しぶりにTEL 「近くまで来てるんだけど〜」で、チョイお茶。
「だからさー、この匂いで思い出したんだよ。夜な夜な行ったな〜」 と、生温い夜の空気感を肌で感じながら夜の一回り。
お互いオッサンになった。家庭ができた。車が変わった。時間は減った。
「今度は夜に出動だな」 「もう眠くなっちまうからダメだよ」
気兼ねなく平気で断ってくるあたり相変わらずだね、と思いながら ちょっと嬉しかった夜だった。
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