W219・CLSクラスのエアロ加工のことなら伊東自動車へ

ケンの気まぐれ日記

08/10/06  無い物は作る。

弊社ではボディ加工の一環としてバンパーのワンオフ加工、製作を承っております。

お客様の気に入ったデザインのエアロパーツなどが無い場合はご相談の上、ご要望に応じた形で随時エアロ製作をしています。

今回のワンオフ品製作はベンツ・CLSクラスのリアバンパーです。お客様の希望としましてはエアロメーカー

マンソリー」のアストン・V8ヴァンテージ用のリアバンパーデザインを愛車にコンバートしたいとの事でご相談頂きました。

製作にあたりいくつかの方法を検討しましたがマンソリーのバンパーを購入してカット&ペーストで行くのか早いのではないか?となり、調べたところバンパー部品代だけで約80万円と結構なお値段なので「作ります」となりました。

作業前に各資料を集め某輸入車屋さんのご協力を得て実車のヴァンテージとマンソリーエアロを手にとって確認して作業着手となりました。

製作方法はイトジの通常作業通りのウレタン→FRP造形での製作です。

CLSに合うようにデザイン寸法を決めて成形していきますがデザイン上の都合から全く同じとはならず、部分的にアレンジが必要となりました。製作中はオーナー様に何度も作業に立ち会って頂きまして微妙な曲面、ラインの角度、マフラーの寸法等を確認しながら進めます。

基本的に「製作品」なので各部寸法は全てオーナー様のご要望でフルオーダーとなります。なので

「ここをあと1p伸ばして〜」という指示も可能です。

発泡ウレタンで大まかな形を成形した後にFRPで固めますが材料特性にも配慮して丁寧に進めていきます。

マンソリーの特徴とも言えるマフラーは「本家」から

マフラーのみでは部品が出なかったのでこちらもワンオフとなりました。イメージ的にはマークXやレクサス・LSのようなマフラーカッターの作りなのでパイプを二段に並べたカッターを実物より採寸して製作しました。

(こちらも微妙にアレンジしましたが)

FRPで硬化後の作業は一般的な板金塗装作業になるので全く問題無く進行。滞り無く組み上がって無事完成となりました。

今回作業するにあたりデザイン的には既存メーカーの物をそのまま持ってくると言う事で意匠について問題があるのかと考えましたが、弊社の量産目的の生産品と言う訳では無く、オーナー様からのワンオフ品製作依頼というところから問題無いと解釈しております。

ケンもマンソリーが大好き!という事でCLSに合うようにアレンジしながらまとめてみたのでOKでしょう。

バンパーの作りは手前ミソながら「純正品」のような仕上がりなのでワンオフで終わらせるのは非常にもったいないくらい。製作中から作業に参加されていたオーナー様も

まさかアレ(発泡ウレタン)がコレに!と感激。デザイン・寸法も指定通りなので仕上がりにはご満足頂けました。

ありがとうございました。

この車だけの、世界にひとつだけのバンパー。

ワンオフ=1個でオフ (終わる) 

この響きがカッコよくてやられちゃう。

まさに漢のロマンだ〜っ!

あぁ、カッコ良すぎです。

 

【メルセデスベンツ CLSクラス・マンソリー ?】

言われないと自然過ぎてワンオフとは気付かれ

ない仕様。

今回基本デザインはマンソリーになります。

できれば型取りして量産したい出来栄えです。

もちろん有名どころの「〜タイプ」のコピーエアロは

製作する人間の立場からして全くもってけしからん

事なのでそんな事はしませんが…。 

マフラーカッター:ワンオフ

リフレクター:流用加工

パークトロニックも綺麗に付いています。

もちろん動きます。

うまくまとまった感じがします。

デザイン原案のアストンV8・マンソリー

ヴァンテージもカッコいいですよねぇ〜

とくにリアフェンダーが最高に好きです。

 

リア分解ついでにマイナーチェンジした09'テールを

入れてみました。LED仕様のウインカーとストップが

とても良いです。

テール単体での交換作業も承っております。

ご相談下さい。

 

元はAMGのフルエアロだったのですが〜

一般的だと言う事で…。

オーナー様からお話を伺いつつPCで大体のイメージ画像を製作。

実作業では新品社外FRPバンパーを用意して…

「いつも通り」のいきなりカット。

純正ウレタンバンパーでは素材上の理由から造形できないのでベースになるFRPバンパーが必要なのです。ここは新品では無く中古品でもOKです

発泡スチロール・ウレタン、その他いろいろな材料で形を作ります。

いい感じになっています。

この段階でオーナー様には何回も作業に立ち会って頂きまして可能な限り打ち合わせを重ねます。

マフラーカッターもとてもグッド。寸法は実物マンソリーを参考に微妙にCLSに合うように変えています。

カッターは某超〜有名輸入車マフラーを製作している職人さん作なので仕上がりは言わずもがな。

(この後に取付ステーを溶接)

FRP硬化後に発泡ウレタンは撤去。

後はひたすらパテ成形。ここはイトジのルーティンワークなので問題無し。

サフェーサー塗装。

ボディカラー塗装。

 

ライト・バンパーの分解脱着作業は板金屋なので

全くもって問題無し。「朝起きて歯を磨く」な感じです。



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