別れたい…。早くサヨナラして心も体も軽くしよう…。そう思い続けて早数年。妻の話ではございません。 実はボンネットの事なんです。 昨今自動車外板パネルにもアルミ素材が採用されつつありますが、ちょっと前の車はやはり鉄です。 仕事柄ボンネットを持つ(単品で)機会が多い私はその重さからいつか180のボンネットをFRP化しようと思っていました。 現在多くのメーカーからFRPボンネットが販売されていますがデザインが派手だったり、作りがいまいちだったり、思ったより軽くない物などなかなか気に入った物が無く、かと言って自分で作るのもかなりメンドーなのでずーっと先送りにしてきました。 ボンネットの成形型は数年前に作ってあったのですが着手する時間もやる気も出ずほったらかしになっていましたがお客さんのプッシュもあって今回「遊び」で作ってみました。どうせ作るなら硬派なヤツをと言う事で… 「とにかく軽いヤツを」のテーマで作りました。 FRP製でありながら表裏1プライ!(一部2〜3プラ) 接着剤は樹脂パテ等を使わずエポキシ接着剤を使用。 フードステーを使ってもひしゃげません。軽量高強度です 結果白ゲルで5.8kg コレかなり軽い方だと思います。 180SXのFRPボンネットでこの重さはそうは無いはず。 ですがおかげでボンネット表面部はペナペナの凸凹。これは覚悟の上でした。2、3プライにすればしっかりするのですがそれでは重くなってしまう…。なので凸凹のボンネットでもいいんです!とにかく軽ければいぃぃぃーんですっ! だってボンネット外したいぐらいですから…。 以前サーキットの走行会で主催者に外して走りたいと言ったら危険と言う事で断られました…。 でもこれからは軽くなりました〜。ノーマルが18kgなので約12kgの軽量化は走り激変でしたよ。 「かなり」の高速走行においてもボンネット自体は風でのバタツキも無く安定していました。 遊びで作り始めた割には途中から本気になって来て、出来上がったのは面白い物なので商品化も考えちゃう!? でも購入者は限られるだろうなー。だって凸凹のボンネットですよ。 だけど指でつまんで持てる軽さです! ●180SX用FRPボンネット「漢仕様」● 【形状】ノーマル同様 ダクト無し (3層ラジエターで冷えますから…) 【仕様】軽量表裏1プライ 特殊接着で高強度実現 ヒンジ取付け部等補強部位は3プラ。 裏骨一部簡略化 フードキャッチ無し ボンピン四隅止め 【外観】表面のパネル凸凹 トランポリンの如くペコペコ 【重量】約6kg (もっと軽くできますが危険度が…) ・興味のある物好きな方はこちらからご連絡下さい。(^^ゞ |
ワンポイント塗装になっていいでしょ!? 塗料の重さもソリッド塗装のほうがパール塗装より軽くなります。裏面は一部骨が簡略化されています。お陰でペコペコしたボンネットになっています。笑えます。
※後日談 車の動きが全然違います。「走る、曲がる、止まる」の車にはお奨めですよ。 仕上がりも良く見るとも市販の物と大差ありませんでした。サーキットに行く時だけ付け替えようと考えていたけど、これからはもうコレで行きます。 |
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