先日お客様のエアロを代引きで受け取りました。 ネットで見つけた激安3点セットのエアロで46,000円。 取付けたいとのご相談を受けた時点でかなり不安でしたが商品到着してダンボールを開けたところ目が点になりました。 「梱包がされていない…」 ただダンボールにガサッと投げ込んだだけの状態で、すでにエアロの所々は破損しています。商品の手入れも悪く製造工程でついたホコリもそのまま。よく見ればダンボールの底も穴があいてます。 商品の状態は確認するまでも無く表面のあちこちにキズ、ヘコミ、ウネリ、デコボコ、割れ、欠け、ヒビ、そして生産時の欠陥症状有り、と製品不良のオンパレード! いくらなんだって今時そうは見れないものが弊社に到着しました。 これまで分からないぐらいの数のエアロを見たり取付けしたりしてきましたが「まだあるんだこんなの…」と思いにふけるもあまりの酷さにお客様にご連絡する前にエアロメーカーのところへ電話しちゃいました。 以下その一部です…会話内容は端折ってます。 メーカー 「はい※×■△です。」 ケン 「すみません、伊東自動車と申しますが今朝届 いた商品あまりにも酷いのですが…」 メーカー 「酷いとはどのようなことでしょうか?」 ケン 「アレコレアレコレ(丁寧に紳士的にご説明)」 メーカー 「うちでは出荷前にちゃんと検品しております」 ケン 「いやだからここにあるのはどうなのよ〜」 メーカー 「うちでは良いと思って出しています」 ケン 「ジャンク品なの?」 メーカー 「新品です。」 ケン 「返品じゃなくて返金して 」 メーカー 「返金はできません。交換はできます」 ケン 「ジャンク来るでしょ?」 メーカー 「新品です!」 ケン 「だからいらないよ。酷いぞ商品の状態」 メーカー 「こちらではちゃんと見てOK出してますから…」 ケン 「こんな粗大ゴミ邪魔だから着払いで返すよ」 メーカー 「うちでは受け取れません」 ケン 「そういう対応なんだ…」 メーカー 「はい」 ケン 「また電話するよ…」 中略しましたが約10分ぐらいのやりとり。何回も繰り返し同じ事をいう音声ガイダンスのようなしゃべりをするオネーチャンでした。同じようなクレーム来ているんだろうなー。 本気で作った結果がそれならば仕方の無い事ですが、商品の扱いや対応を見ると確信犯でしょう。 その後お客様へご連絡して現物を確認して頂きましたが呆然。どうする?捨てる? 「何とかなりませんか〜?」 「……」 かなーり困りましたが頭の中であのネーチャンの言葉がリフレインします。「悔しいから付けてやるよ!」 マジで腹立つ史上最強エアロですわ! 今時あんな商売をしているエアロ屋もあるのかと思うと業界の行方が危ぶまれます。数少なかれ!と願ってやみませんがこのような業者がいるのも事実です。 「安かろう・悪かろう」の時代は終わりではありませんよ。 ちゃんと存在しています。 大切なお車にエアロを取付けとなると予算も結構かかりますが物の本質を見抜く目も大事です。 安いからと言って飛びつかず慎重に検討して下さい。 今回はホントに特別に承りましたが通常なら捨ててしまうような商品でした。 ダンボールにガラガラ入れて捨てるのはお金かかるから売っちゃえ!みたいな物でしたのでジャンクかと思ったよ〜。 と、ここでウダウダ愚痴っても私の一方的な話にしかなりません。仕方ありませんね…。 さてそれでは取付け作業に入りますか〜 あ、取付けじゃなくて「制作」ですね。 だってサイドステップの長さなんか2p近く短いんだよ! 普通の人じゃ取付けできねーよぉ!ネーチャン! 検品OK!? |
エアパッキンで包むどころかビニールにさえ包装されておらずそのまま投げ込まれたかのようです。 商品はサンダーで削った粉もそのまま。軍手の跡も残ってます。指紋が取れそうな粉まみれです。 裏面も粉まみれ。樹脂・マットの積層はかなり雑な仕上がりです。厚みも均等では無く素人目でもかなり汚いのが分かります。
「紳士用高級本皮セカンドバック」ではありません。エアロの表面の状態です。ゲルコート表面に欠陥が発生しております。これがエアロのあちこちにあります。スーツ着て小脇に抱えて電車乗ったらバックに見える貴重なエアロです。(泣) |
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