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ケンの気まぐれ日記

08/06/01 考察

毎度でございます、ケンです。

6月になりました〜。 季節が過ぎるのも早いですね〜

弊社の作業もワンオフエアロの製作から一般的な板金塗装までいろいろとご依頼頂いております。

その中で板金塗装修理の作業でスタンダードな作業を今回クローズアップ。それでもよくある一般的な作業方法では「ヒネリ」が無いので面白い作業方法をご紹介致します。

【作業概要】

日産フェアレディZ33

左フロントフェンダー損傷によるフェンダー交換

一般的にパネル交換となりますと新品部品を取り寄せて

塗装をして組付けという作業の流れになりますが費用は

部品代+塗装代+交換工賃 となります。

新品フェンダー部品代 35,000円

塗装と工賃を合わせると約10万円ほどになります。

納期は通常4〜5日になります。

今回は費用を抑えるためにリサイクル部品を使用して修理することになりました。

自動車部品のリサイクル業者さんヤフーオークションから部品を調達して修理をする方法も結構一般化してきましたが、皆様、「リサイクル部品・中古品」というとどのようなイメージになりますでしょうか?

「古い、汚い、壊れてる」なんてイメージがありますか?

確かにリサイクル品の程度も様々で極上品からゴミ品までイロイロ。「安い!」で飛びついて実際に使用するにあたりそれを使えるまでにしようと何だかんだすると新品とたいして変わらない費用になったりするオチもあったりします。

例えばヤフーオークションに出品されている部品を使って修理代を安く済ませようとする場合、肝心なのはその部品が使えるかどうかの判断。ケンもヤフーオークションの外装リサイクル部品などをいろいろ見ますがその中にはとても使えないような、言い方が悪いですが「ゴミ品」も結構あったりして。。。

落札をシミュレーションしてみると〜

落札金額+送料+振込み手数料+板金屋での修理代+塗装費用=新品純正バンパーのほうが安いじゃん!

なんて品はイッパイあります。(笑)

ではリサイクル品はダメなのか…と言うとそうではなくて

良い物も当然ございます。大切なのは「目利き」

ダダーッと数ある品、ページを流していくと「オッ!これはという商品を見つけたりします。ヤフーオークションの場合、3枚の画像からの判断なのでなかなか難しいのですが良い物を見つけて作業に使う事でお客様の作業費用を軽減する事ができます。

今回はそんな感じで良い物を見つけたのでヤフーオークション品を利用してのフェンダー交換です。

状態良好のボディカラー同色品。すなわち塗装不要。

そのまま取付できる品をゲット。

部品が入荷したところでお客様にご来店、少しお待ち頂いての交換作業となりました。

「ネタ」でWRCのピットのように複数のクルーにてフェンダーを交換してみました。入庫から出庫まで約40分。

無事にピカピカフェンダーでお帰り頂きましたよ。

部品代(色つき) 22,000円 +工賃 で 約43,000円

新品部品を使用した場合での差額約6万円〜 安いぞ!

リサイクル品を上手に使って環境とお財布に優しいエコな修理。お奨めです。

 

 

 

お客様お持込でのリサイクル品はこの限りではないです。部品のお持込みは自由ですが程度の悪い物ですと逆にお見積りが高くなったりする場合もございます。

自己責任にてお願い致します。

大切なのは仕入れの目利きですね。(^^)

 

イトジスタッフ6名にてご来店を待ち受け。

お越し頂いてすぐにピットイン!

フェンダーアーチ上部に長いヘコミ。

修理も当然出来るのですが安くて良い品があったのでケンの判断で交換としました。

 

普段は1人か2人で作業につくのですが今回は

「6人だとどのくらいの時間で交換できるのか」という実験です。素早く各所に手が入ります。

ピットに入れてから約5分でフェンダーが外れました〜。早い〜! コレは面白いねぇ〜

お客様は傍で作業を見学中〜

実演販売のようですな。

用意してあったリサイクル品を組付けます。

部品を外す時はダダーッと進めますが、組付けは

丁寧に慎重に進めていきます。ボンネットやドアとの隙間や段差を合わせています。

組付け完了〜。ここまで約20分。

程度の良い品でしたので目立つ傷は無し。

なので塗装は不要。

 

最後にコンパウンドで細かなキズを磨いて完成〜

言われなければリサイクル品とも気が付きませんし不満の無い仕上がり。入庫から40分でお帰りです。

「上手に使えばこの通り」と言ったお手本の事例でした〜



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