セルシオのフェンダー加工のことなら伊東自動車へ

作業事例

30セルシオ・禁断のツメカット加工

ノーマルフェンダーの幅でどれだけワイドなタイヤ・ホイールが履けるか?をテーマに日夜ホイールのインセット(オフセット)の計算を呪文のように唱えている人も少なくないはず。

「9Jのプラ35であと1センチだから10Jだと片側約12mm増えるとして30で行けるかな〜?イケますよねぇ〜、キャンパーで寝かせて…」なんて独り言を繰り返し。。。

限界を目指す時にいつも問題になるのはフェンダーのツメ(ミミ)の厚み。 ペタペタに折りたいけど塗装は割れるしフェンダー表面は歪むし、板金塗装だと費用がかかるし…。そして結果「ツメカット」を敢行する人も多く。。。しかし板金屋的見地、車体構造からするとツメカットはちょっと待ったぁ!やってはいけない作業なんです。

リアフェンダーの場合、フェンダー表面とタイヤハウス内のパネルが合わさるツメの所にスポット溶接が有り、二枚のパネルをホチキスのようにつなぎ合わせているのでツメをカットすると最悪の場合、パネルの合わせが開いてしまう事があります。 弊社にご来店されるお客様でも稀にツメカットされている車を見かけます。「何か隙間が空いているんたけど…」とご相談を受けたり、作業中に不具合を発見したりとツメカットをして不具合が出ているお車もございます。 そのような場合、弊社独自の方法で二枚のパネルをつなげて元に戻す修理作業をする事もあります。

「禁断のツメカット」はこの修理方法を用いて日常の使用に耐えうるツメカットを施工する加工となります。当然ながら耐久性、防水性、剛性を持たせた加工になるのでノリや勢いでカットした作業とは内容が全然違います。

ノリのカットより確実なカットで、「切るならちゃんとやろうぜ」って事でよろしくお願い致します。

 

リアフェンダー断面のイメージ図です。スポット溶接にて表と裏面のパネルがホチキスのように留められています。

30セルシオ

狙いの車高にセットするとタイヤにフェンダーが乗っかってしまい1mmも動けません。

オーナー様に作業特性をご説明してご理解頂いた上でリアフェンダーのツメをカットです。

マーキング、養生をしてカット〜

切ったツメに丸い打痕が複数あるのが判ります。パチンと止めた溶接部分です。

フェンダーアーチ部分の厚みは約5mm。ツメ折りより薄くできました。

スポット溶接が無くなりこの段階では表と裏がつながってないので隙間にマイナスドライバーを差し込むとパカッと開きます。

また走行時の路面からの入力で自然に開く場合もあります。

作業方法はシークレットなのでいきなり完成〜

タイヤハウス内も綺麗に仕上げます。もちろん強度はOKネ。

トランクに乗っかりバンプさせます。

いい感じ♪

小指が入りません。

リムは逃げています。

ツメ折りでは干渉しそうでした。

希望の車高でも問題無し。

塗装面のひび割れ、歪みも無し。

限界セッティングですね。

この後試乗して確認します。

(試乗しても問題無しでした)

フロントは少しだけ折り加工しました。
安全に走れるようになりました。カットするならノリや勢いでなく確実に処理して安心して乗りたいですね。

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