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作業事例

フェラーリ488GTB ワンオフリアスポイラー製作

弊社ではオーナー様の思い描いている造形をオーダーメイドにて製作承っております。
「こういった感じで作れないかな〜?」という大まかなイメージでも弊社のほうで細部にまでこだわった形にて製作致しております。お気軽にご相談下さい。

 

488GTB

国内ではまだそれほど走っていない車ですが早くもカスタムです。

他店にてラッピング、ワンオフマフラー施工済みでの入庫です。
(2016,4月)

今回の製作はラ・フェラーリのサーキット走行専用車両 「FXX K」の
リアスポイラーみたいのを作りたいとのリクエストです。



※画像はネット上からの借り物です

片持ちのウイングが特徴

リアフェンダーからのラインのつながりが綺麗です。

こうして眺めると488のリアも少し寂しい感じがするのでリアスポ製作となりました。

余談ですがどうしても目に入ってくる何百万もするであろう純正ブレーキキャリパー、ローターについて言及せずにはいられません。

とは言えこのブレーキシステムの性能をイトジの狭い敷地の中で確認する機会は無いので6だか8ポットだか判らない大きさだという事だけご報告致します。 20インチホイールに目いっぱいだぞと。 リアにこんな大きいの必要なのかな。

まずはまな板に載せます。

美しいフラットボトム

ジャッキポイントも限られます。

今回の製作方法は原型製作→
型製作→スポイラーと、エアロパーツメーカーが新製品を開発する工程と同じ作業を踏んでいきます。

(いつもの事ですが…)

量産品でないのに型まで製作するのはある意味非効率な作業とも言えますが最終的な製品の質としては良い物ができます。ウチのお客さんはこだわりさんが多いので型まで製作するのも普通です。

イメージを基に様々な資材を使って原型を造形します。最終的には型取りした後に撤去となるので型取りに耐えうる作りでよいので使いやすい材料で作っていきます。
段ボールで大きさを確認して型紙を取り、心材となる部分をコンパネで作ります。

車体を汚したりキズを付けないように細心の注意で進めます。FRPの樹脂とか塗装面につくと完全にアウトになりますからね。

とくにフェラーリだからって事ではなくて他の車の作業の時も同じです。

外に出して全体の雰囲気を見ます。

うーん、空を飛んで行きそうだな。
スーパーカーならヨシ。

引き続き進めます。

シャークフィンみたい。

パテを盛っては削り、盛っては削りの繰り返し作業で成形します。

三次元測定機や3Dプリンターなどが取り沙汰される昨今、こんな作り方はつくづくアナログだなーって思う。
CAD/CAMのデータ作ってNCで削れば早いんじゃない? なんていつも自問自答してますよ。

だけどもそれでは味気無いと思うんです。

機械が削り出して製品然とした精度の高い物は品質の良い優れた物と言えますが、人の手で作られた、職人がいろんな思いを込めて作り上げた物と単純に比較できないのではとも思います。

夜な夜な静かな工場で削り削り作っていくのが好きだってのもありますが無機質に作られた物より
「この人が作った」って物を作りたいなー。

だけど人の手で作ったからといって曖昧な、ゆるゆるな物は作りたくないので超手間と時間をかけて作ります。

あらゆるところから寸法測りまくり。
今の自分の出来る事を全投入。

削っては測り、削っては測り。
ひたすら精度を上げてく努力。

深夜に一人、誰もいない工場で作るから誰にも見られる事はないんだけど頑張ったか、手を抜いたかは自分は知ってる。

だったらいいの作りたいよね。

って感じで原型完成。

原型を簡易的に塗装をして雰囲気、バランスを見ます。

オーナーさん立ち合いの下でコーヒー飲みながら色々な角度から眺めます。

うーん、ちょっとデカイかな。。。

うーん、ですね。。。

どうやらオーナーさんとケンの感性は同じようです。笑
最初はいいと思っても作業を進めて形になっていくにつれて見え方が変わる時もあります。
塗装が入ると0.8倍ぐらいに見えるので成型時はちょっと派手ぐらいがちょうど良いのですが少し大きすぎたようです。ここから40mmほど低く修正します。

原型の段階では手直し修正は自由にできますので修正変更後に型取りしてFRP版スポイラーを作ります。

FRPにてパーツが生まれました。

弊社ではお客様に提供する製作物に関しての材料・資材に関しましてはコストダウンはしていません。
品質重視でケンが「これはいい」と思う物だけ使って皆様のお車に使用しています。

型から抜いたパーツを成形して本番取付用スポイラーのフィッティング調整をします。

ボディとの取付面、面の作りなどを確認しながら進めます。

ここからの作業は社外エアロパーツ取付作業と同じね。

表面の微妙な歪みを修正

完成までにいくつもの工程がありますが各作業を丁寧に進めて完成度を高めていきます。

地味な作業が多いけど大切です。

リアフェンダーに取付穴を開けます。

最初の相談時に「下取りなんて気にしないよ」とボディへの穴あけを快諾されましたオーナーさんに感謝。

これが出来ないと全ての作業が始まらなかったからね。

 

タイヤカバーを外したらターボユニットがチラリ見えます。リアセクションに様々な物が凝縮して組付されています。

スポイラーの取付はリアフェンダーパネル裏面から補強プレートを当ててボルトにて強固に固定します。

下地塗装して仮組み完了〜

ケンのお手製スポイラ〜

ナイスフィッティング〜

テマエミソ

今回同時にスペチアーレ的サイドウイングも製作しました。
やっと形になりました。

FXX K タイプウイング

塗装前の最終確認。

雰囲気アリ
塗装完了後に丁寧に組上げていきます。

完成〜

ボリューム感 ヨシ。

バランス良くまとまりました。

前からのラインの流れがいい感じです。

面の張り感、バランスもいいよね?
片持ちウイングなので強度も考えて作っています。
ボルトナットで組まれていますが
接着組立なので非分解式となっています。
フィッティングにもこだわって作ったので純正パーツみたくピタリフィットしています。
特徴のあるドアハンドル
ドアハンドル端部の形状
サイドスポイラー端部の形状

リアウイング端部の形状

皆同じような形状にすることによって全体の統一感が出ます。

細かなところの積み重ねで雰囲気アップです。

デザインなんかはさ、自由造形なので派手にも地味にも好きなように作れちゃうじゃない?そういう所に視線行きがちだけどそれ以外にも面の作りとか、R面の取り方とか、内Rの仕上げとか、ボディとのフィッティングとか、取付方法とか、そういうとこも評価して欲しいです。いやむしろそこを見てほしいな。

迫力出ました。
もともと有りますが。。。

マシマシで。(^^)

オーナー様のご要望を形にします。

皆様のご相談お待ちしております。

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