劇用車製作のことなら伊東自動車へ

TBS・月曜ゴールデンのドラマ製作会社様からのご依頼。

軽トラのフェイスに被せるSUV風のマスクを製作します。併せてベース車両の手配も頼まれたので手短にイトジの軽トラで製作〜

製作会社様とお打合せしてストーリーにマッチした内容でデザインや製作方法を決定します。

デザインはケンのお任せでしたのでとりあえず頭に思い浮かんだイメージを形にします。いつも通り段ボールからスタート。

完成イメージは無骨なSUV 。

細部を決めるために画像を加工してデザインを詰めます。このタイミングは作業前に決めたり、進めながら決めたりその時の作業でいつもまちまちです。

クレイで造形。

世に無い物を作る作業は楽しいネ。
想像から創造〜

粘土を盛ったり、削ったりの繰り返しで形にしていきます。

各部寸法を調整しながら進めます。

概ね出来上がったところでデザインを確認して頂き、問題が無ければFRPにて成形します。

ドラマ一発用なので量産型は作りません。

オーバーレイにてカバー

イトジの普段の仕事のように純正然な形で綺麗にまとめてしまうとTV映り的に視聴者に判りにくいとの事で修正してあえてバランスを崩してます。

顏だけ大きくて軽トラに被せてます感がアップ。

表面をパテ成形にてならした後に塗装します。

塗装は普通に塗ったのでは面白く無いのでケンの好きなメタル調塗装〜

いい感じにSUVのグリルになってます。

５分で脱着可能。

軽トラックの雰囲気を変えるSUVフェイスマスク。クライアント様もイメージ通りと喜んでおられました。

無事に納品して完了〜 と思ったら…。

軽トラは普段イトジの業務で使用しているので撮影日に車とフェイスマスクをロケ現場まで持って行く事に…。

面白そうだから撮影も立ち会いです。

車のロケは３日間あり初日はTBS緑山スタジオ。

こういったイレギュラーな仕事は楽しいね。

今日だけはTV業界人です。

夜間のシーンなので夕方から準備。と言っても車両の用意ぐらいなので後は見学。

ロケ弁美味しかったです。

役者さん、スタッフ揃ったところで撮影開始。

撮影は寒い中深夜まで続きました。

間が空いた２日目、某所にて。先のシーンとつなげるため夕方からスタート。

多くのスタッフが帯同しています。皆さんプロフェッショナルな動きで仕事をこなしていきます。

TV画面の外で役者さんの周りは多くの人達が取り囲んでいるんですね。

３日目。都内某所。

日中の撮影です。

順調に進みます。

ここのシーンではケンが軽トラを走らせました。

遠巻きにギャラリー多し。

丁寧に作業を進めます。

途中カラスの鳴き声がうるさくてカラス待ちが入りました。

ケンは車を用意するだけで他にする事がなかったので監督さんのすぐ隣でモニターチェックw

無事撮影が完了して撤収となりました。いつもと異なる仕事で楽しかったです。