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ケンの気まぐれ日記

06/04/13 うちのやり方

弊社では板金塗装業務のほかに車のボディに関する加工やエアロパーツの製作なども承っておりますが

板金屋さんが主に取扱う作業材料として一般的なイメージはパテと塗料になるかと思います。

当然うちも常時使用しておりますがエアロパーツやボディパーツの製作となるとそれ以外にも多くの材料を使います。

エアロパーツの製造方法としてはまず求める形、例えばバンパーやダクトなど自分の希望する形の物を作り

(原型) それを型取りして生産型を作りFRPなどで製品化するという工程を踏みます。 参考ページ

最初の工程の原型製作で使用する材料は実に様々で、

製作するにあたりとくに「コレ」と決まった方法は無く、

メーカーやお店により製作者の考えや材料の使い勝手、コストの問題等いろいろな条件からベストな材料を使って製作しているようです。

細かな話になると本が書けるぐらい長くなるのでやめますが弊社でも「えっ、こんなのも使うの?」 「コレは何?」というような意外な材料も使っています。

これら材料を駆使して目標の形を製作、成形すると

自分の欲しかったバンパーやダクトが出来上がります。

例えば墓石をウォーターカッターなどでカットしてサンダーで削り出してエアロミラーを作ったとしましょう。

ひたすら削って磨いてピカピカに仕上げます。

御影石模様の素敵なエアロミラーが出来ました。

これをこのまま使用するのもカッコイイですが石で出来ているので重いし、ぶつけたら割れてしまいそうです。

ですが形は気に入っています。これ以上無いベストな形です。

それでは型取りしてFRP製の物にしてしまいましょう〜。

そうなんです。結局型取りしてしまえばFRP製の物になるので原型となる物自体は何で出来ていてもいいんですねぇ。(型取りに耐えられる強度があるのは当然ですが…)

で、うちのやり方としてはいろいろな材料を使っています。

発泡ウレタンやFRP、MDFボード、アクリル材、鉄板、アルミ板、パテは当然として油粘土なども使います。また、ここでは言えない特殊な材料も沢山あります。

これらあらゆる材料を使用して目標の形を作り、型取り→FRP製品に置き換えてパリっとした物を作っています。

フェンダーなども鉄板を溶接してパテで製作する方法もございますがお客様からリクエスト頂く優雅な曲線や手の込んだデザインの物を作るとなるとそれだけではなかなか難しいところがあります。

これからも奇抜なアイデアや独自性の有るうちのやり方でお客様のご希望する「形」を作っていきますのでよろしくお願い致します。

 

フェンダーダクト製作中です。

ダクトの部分だけ原型として製作し後に型取り、FRP製のダクトを作ってフェンダーに取付ける予定です。コストと手間はかかりますがその分出来上がりは「製品然」、「純正然」とした仕上がりになります。私はそういうのが好きなんですねぇ。

サメエラです。リアフェンダーとのバランスを見て力強さを感じる大きな羽にしてみました。デザインはお客様と協議の上決定します。

「おまかせしますよ」なんて言われると超ウレシ〜♪ですが、プレッシャーなので細かくご指示頂いた方が助かります。(笑)

おーい!よく見れば段ボールじゃないですかっ!

大丈夫かこの店!?

ご安心下さい。まだ製作中です〜。原型なので形になれば何を使ってもいいんです。

このままパテを盛って成形して完了だったら怖いですねぇ。あ、でも型取り無しの一発ワンオフ品製作の場合はこんなノリですよ。(ここまでお粗末ではないですが)

※画像はあくまでも未来予想図なのでサメエラの間隔や細かな採寸がまだ適当です。



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