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作業事例

RX-8 各部質感アップ塗装・ワンオフ製作 A

車のカスタムにおいて仕上げ方法、表現は数えきれないほど多く存在します。その中で車に部品をあれこれ取付して形を変えるのではなくカラーを変えることによって車の雰囲気を別方向に仕上げる方法もございます。
基本的にカスタムは正解/不正解はではなくて目指す方向で手法を選びます。見た目ゴテゴテではなく、シンプルスマートでスタイリッシュに決めるのであればこれが良いです。

作業工程 @ B C フォトギャラリー


続いてドアミラーを分解します。

ドアミラーベース部分も樹脂素材のシボ仕上げ。

時間の経過と共に劣化して白くなったり、ワックスや汚れが目詰まりしたりとメンドイ。見た目もイケてません。

シボ消しと同時にいらない刻印や射出成形の金型パーティングライン等も消します。プラモ好きな人なら常識な話?!

塗装完了。
メタルで突き抜けた感アリ。

個人的にはこのRX-8のドアミラー、40ソアラ、Z33、09'カマロの本国ドアミラーが市販車の中でイケてるデザインだと思います。(M3/M4は出来過ぎ反則負けです)

造形が美しい。

メタル調塗装によりさらに強調されます。

キズを付けないように慎重に組付けます。

ドアミラーだけでもかなり手間がかかります。

カバー部分をダークカラーにして濃淡のメリハリを付けます。

フロントフェンダーに付くサイドマーカーは非分解式で通常はバルブ交換ができません。カットしてLEDと差し替えます。

 

オレンジ色を消してクリア化

テールランプやエンブレムはブラックアウト塗装します。

リア部分はマフラーも加工。

純正マフラーはシングル出しですがマフラー職人の手によってワンオフ製作されたマフラーカッターにてデュアル4本出しにします。

車体より寸法取りをしますのでジャストフィット。溶接も綺麗です。

純正のマフラーカッターを切り落として取付します。バンド留め仕様ですが位置決めしてガッチリ溶接取付としました。

サーキットでタイムアタック狙いでなければ純正マフラー改で充分です。音が大きくならないのでご近所にも迷惑にならずで安心。車検も問題無し。※車種年式によります。

マフラー形状が変更になったのでワンオフにてマフラーフィニッシャーを製作。FRPにて耐熱性を持たせた仕上げとなっています。

各部組付けして仕上げに入ります。まずはホイールを交換。

※個人的には異なるデザインの物が良かったのですが諸事情によりマイスターです。

最終仕上げでボディガラスコーティング。
ボンネット、ルーフ、トランクの水平面はイオンデポジットやクレーターがやや深くあったので軽くサンディングします。塗膜の厚みを薄くしないようにハードに削るというより優しく撫でる感じかな。
ペーパーで曇ったところからみがきスタート。
複数種類のコンパウンド・バフにて磨きます。

ガラス系コーティングの艶感は作業者の技術と磨き作業を「どこまでやるか」で仕上がりが大きく変わります。
上塗りのコーティング剤による艶感アップは艶全体の1割ぐらいかなぁ。ミガキで8割、9割は決まります。

タテ面も丁寧にミガキを入れます。
ツヤテカ。
ドアミラーもいい感じです。

コーティング完了〜

 

【その3につづく…】


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